基礎作りは自分で出来る

声優になるために必要な発声や腹式呼吸といった基礎技術は、一人でも練習することが出来ます。

声優の専門学校に入学して手取り足取り教えてもらおうというのでは後手後手に回り遅いので、出来ることはやっておくようにしましょう。

腹式呼吸

腹式呼吸は、基礎中の基礎です。

声優のみならず、歌手や俳優・女優など声を発する職業には必ず付いて回る呼吸法です。

腹式呼吸とは、普段使われている浅い呼吸ではなく、腹部を膨らませる呼吸法です。

腹式呼吸を覚えれば声が長く続き声量が増え、なおかつ精神が安定する効果もあります。

腹式呼吸の仕方は簡単です。

まずは、息を限界まで吐き出し、お腹がへこみきったら鼻で息を吸い込みます。

吸い込むときはお腹が膨らむように意識して限界まで膨らませます。

お腹をもう少し詳しく説明すると、へその辺りになります。

このあたりを丹田と呼び、腹式呼吸を学ぶ際に必ず出てくる単語です。

限界まで膨らませてからへこませる。

腹式呼吸は、この呼吸法を繰り返すだけです。

できることなら、日常生活の中で繰り返し、体に慣れさせるようにしましょう。

息継ぎ

息継ぎの練習は、初心者の間ではあまり知られていませんがこれもかなり重要です。

専門学校では、当然声優の練習として台本を読むことがあり、そこで上手くいかないのが息継ぎです。

息継ぎはタイミングと深さです。

息継ぎのタイミングを逃したり呼吸が浅いためにセリフが途中で途切れることがよくあります。

そういった失敗をなくすにはまず息継ぎのコツを掴むようにしましょう。

息継ぎのコツは、前述したとおりタイミングと深さです。

練習方法は、新聞や小説を朗読して息継ぎのタイミングを体に慣れさせるか、アニメやアーティストのライブ映像を見て息継ぎのタイミングを聴きわけて分析するかです。

これもまた、ひたすら反復あるのみです。

滑舌をよくする

滑舌の良し悪しも重要事項です。

どんなに声量があり魅力のある独特な声が出せても、滑舌が悪ければそれだけで致命傷になりかねません。

よしもとの諸見里さんのように、一種の芸になればそれもありだとは思いますが、それだけでは担当できる仕事が限られてしまうので、やはり滑舌は良くあるべきです。

滑舌練習で代表的なのが北原白秋先生の『あめんぼあかいなあいうえお…』で知られる『五十音』という詩です。

この他にも、『外郎売』や『シャンソン歌手』など、早口言葉集を繰り返し読み上げる方法があります。

練習方法はそれぞれ違いますが、コツは変わりありません。

なるべく口を動かして一語一語はっきりと発音することです。

はじめは早さにとらわれてしまいますが、スピードに追いつけないようであれば地道に発音することを意識するようにしましょう。

繰り返せば口の回りの筋肉が変化し体になじむので、効果が出るまで根気よく続けましょう。